「交流直流」 3つの機能もち、代謝しないと
「ふるさと金沢は、観光、北陸を代表する商業、定住型の3つの都市機能をもたないと再生できない。城郭都市として発展してきた歴史を踏まえ、代謝していくまちに」と強調するのは、建築家の竹中健次氏。
氏によれば金沢は、「駅前商店街のない数少ない都市」であり、それが「城郭都市の証左」という。「そのことを忘れて駅を中心として郊外に住宅団地をつくったりした結果、中心部の地盤沈下が一気に進んだ」と分析する。「東京など中央の耳障りのよい情報で金沢を語るひとが多い。大都会ではないのだから大きなビルもない。いま流行りの屋上庭園なども必要ない」とばっさり切り捨てる。
金沢大学や県庁の移転にも反対する。中心部への車の乗り入れ規制なども「ナンセンス」ときっぱり。「われわれは市民として、地域の実情に合った生活スタイルをする権利がある。大都会ではないのだから、まねをすることなく地域に根差したまちづくりをすればよい」と明快だ。
「コミュニケーションツールのないまちほどつまらないものはない。文化や伝統も単に継承するのではなく、地域に合ったように創生していけばよい」
(建設工業新聞「交流直流」より/2002年10月16日)
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