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熊谷さんは、金沢市内の事務所を何件も訪問して最終的に私の事務所に依頼があった。決められた理由は、私の手がけた住宅を数件見て気に入っていただいた事と、工事はすべて純粋に競争入札を行い建設業者との癒着が無い点だそうです。
「住宅部分と事務所部分とを来客者にきちんと区別をしてもらうこと」ここにプランニングやデザインで一番多くの時間をついやしました。外観は、住宅部分をスサ入り聚楽塗り(お茶室などの壁で使われる材料)、事務所部分をコンクリート打ち放しとして、干渉部分にアルミパネルや木質ルーパーや木製手摺を取り入れたデザインとした。内部では、住宅部分に木材を多用し、暖かみが感じられる明るい空間となっている。事務所部分はタイルカーペットと紙クロスとし、視覚的にも異質な構成としている。
リビングの木の梁にブランコを下げて夏にはテラスでバーベキューを楽しんでいるそうです。断熱はビル用の物にしてある。結果として吹き抜けの有るLDKでも冬に天気のいい日はストーブを焚かなくても暖かいとのことだ。
廊下のないスキップフローアーで回遊性のあるおもしろい住宅となっている。(2階が、ガラス貼りの階段室を中心にダイニングキッチン・リビング物干場・洗濯場・浴室が配置されている。)