■川原邸新築工事

専用住宅(ローコスト住宅・土地購入費を入れて3000万円以内)
木造2階建/石川県金沢市岸川町地内

  川原邸は、コストパフォーマンスが一番求められた作品の一つ。一般的にいわれる吹き抜け空間はないが、天井高4m以上の空間をリビング・玄関・玄関ホールに提供した総2階建ての木造住宅である。玄関を中二階、リビングを2階とすることで小屋組を利用し、吹き抜け空間に準じた空間を提供できた例。もう一つの特徴は、両親との同居を考えて将来増築を計画してある点である。真ん中に庭を挟んで同じデザインを反転した物が設計時点から計画されている。
 デザイン的には、外観をコンクリートとガルバニューム鋼板の素材の組み合わせで構成し、シャープなイメージを作り出している。内部は和紙と木材の組み合わせで柔らかくてモダンなデザインにした。断熱は、外断熱工法を工夫したもので行った。結果として天井が4m以上あるリビングでも、冬に天気のいい日はストーブを焚かないくらい暖かいそうだ。

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