■池田邸新築工事

2世帯住宅/鉄筋コンクリート造3階建
石川県金沢市藤江町地内

 池田邸は当初木造建築で計画を進めていたが、計画中に阪神大震災が起こり、クライアントからコンクリート造で計画のやり直しの要望を受けた物件です。新興の住宅地で木造2階建てのアパートが多い住宅地なので、プライベートの確保と開放感をどのように出すかを課題とした物である。
プランとしては、1階を2世帯の共有部分と両親の玄関・LDK・寝室とした。2階は、若夫婦の家族スペース。3階部分の3角形の部分は、ロフトの寝室。内部空間は、凸の天井や3角形の天井を持つロフトがあり、天然木のカリンフローリングにコンクリートとアルミ材料を組み合わせている。外観デザインでは、コンクリート打ちっ放しだけとせず、アルミスパンドレールや和紙入りガラス+スチールの組み合わせにコートハウスのプランニングを取り入れて、リズムのある形態となっている。プライベートの確保を行う上で検討したコートハウスのプランにより、中庭から明かりと空気の流れを提供できている。隣と裏の2件のアパートからの視線も遮ることができた。
●苦労した点
建築材料の組み合わせや、内部空間の形態が複雑であった為、現場監督の尾嶋さんや型枠大工さんの金沢さんには本当に苦労をかけて工事を行っていただいた。
ここでも、計画途中で木造から鉄筋コンクリート造に変更になり、1年近くの設計期間を費やしたが、結果として時間をかけた分だけ良い物ができたと感じている。その後クライアントの知人から2件の仕事の依頼を受けた。

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